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埼玉県教委・上遠野さん(左)と平松

こんにちは。平松けんじです。
先日、9月27日に、平松けんじは日本自治委員会副議長として、埼玉県教育委員会の上遠野健主任指導主事とお会いし、人権侵害の校則の撤廃の勧告書を手交しました。

埼玉県ではこれまでにも県立鳩山高校でヘアドネーションを希望する男子生徒が髪を長髪にしていたところ、教師から繰り返し威圧的な指導を受けるといった事例があり、私としても日本自治委員会の活動の一環として県教委に是正を求めていたところです。

今回の会談で、私からは、地毛証明書の届け出制度などの撤廃、頭髪・下着などについて細かく規制するような人権侵害の高速・生徒指導の撤廃を求めました。

そのうえで教師が校則や指導に従わせることを目的に複数人で取り囲むなどの威圧的「指導」はやめるよう求めてまいりました。

これに対し、県教委生徒指導課の上遠野健主任指導主事も、「こういう雰囲気のは当然、人権と言う意味合いでしたらおかしなところ」と話し、改善する姿勢を示してくださいました。

この後、県教委は9月30日付で全県立学校長に対し、ツーブロックなどの髪型を禁止したり、下着の色や柄を指定する校則や、地毛証明書を届出させるような校則を積極的に見直すよう通知しました。また、県教委は、校則の積極的な開示の姿勢も示していて、県教委の強い意志を感じました。

全国各地で校則の見直しは進んでいますが、一方では品川区のように教師が生徒の下着の色を目視で確認するような「指導」を「人権侵害ではない」と言ってしまうような教育委員会が存在することもまた事実です。

今後とも、一個人、そして日本自治委員会の活動員として、ブラック校則撤廃のために邁進してまいります。

(資料)
今回の埼玉県教育委員会との会談の詳報(校民日報) http://komindaily.officeblog.jp/articles/11792558.html